2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧
赤飯に黒ゴマふってアクセントお弁当持ちいざ録音へ
メロン味の瓜を買いきて冷やし置き名は何だろう思い出せずに
いつしかに夕闇迫る跨線橋あわき夕焼け見つつ家路を
椎の実はお帽子被りころりんと地上に降りて独楽となる
勇ましい名前だけれど行く川を静かに眺むる鉄砲百合よ
もりもりとさつま芋の葉数を増し収穫の秋待つを楽しむ
無駄花はないと言われる茄子の花小さけれども実はぷっくりと
紫陽花の写真飾りて想う伯母鎌倉彫を趣味と言いしよ
ひとけなき公園なればぶらんこはひっそりとして誰かを待ちぬ
暑けれどススキの穂波伸び始め立ち止まり見る立秋の朝
早朝の散歩にあれど見る草花はいちはつの葉も茶枯れる酷暑
さつまいも芽吹いてしまい埋められた園芸用土の中に根を張る いかほどに根は伸びたるか次次にさつま芋の葉は数の増えゆく
発掘の縄文時代の遺跡から住みよき土地と伝言伝う
飛行機は光跡残し大空をいずこへ向かう夢を追いつつ
まだ朝よ オシロイバナは早起きし午後4時待てず咲いてしまった
夏休みの小学校には子供らの笑顔に代えてひまわりの咲く
アゼリアの花は毎日咲きこぼれ何時戻るかと君を待つ花
ひっそりと白い小花の並びいて日陰に憩う心の涼し
アメンボの細き足にて広がれる水輪はすぐにかき乱されて
実をつけぬきゅうりであれど久し振りに黄の花が咲き期待膨らむ
茄子の花拡大鏡にて観察し初めて見たるおしべとめしべ
強烈な日差しを浴びるベランダについに生まれたオクラの芽だし
折り方の分からぬ雀の紙芝居 嘴届かぬコップの水飲む この雀は折り紙でなく切紙かウグイスは文語でウグヒスと書きし 復活の高橋五山の紙芝居演じ伝える知恵と工夫を